財務目標と中期経営計画2028の位置付け

「BLOOMING VISION 2035」に向けた中期経営計画のロードマップ。2025年から2028年、2035年へと成長段階と数値目標を示す図。

基本戦略

既存事業の強化、成長戦略の推進、経営基盤の強化を基軸とし、以下8項目を基本戦略とします。

既存事業の強化

  • 生産・品質管理体制の高度化
  • 戦略的なシェア拡大と収益の最大化
  • 市場に求められる製品の開発と新技術開発体制の構築

成長戦略の推進

  • 事業ポートフォリオの見直しと重点領域の明確化
  • 周辺事業領域の拡大と新たな成長テーマの創出

経営基盤の強化

  • 変化に強い組織づくりと人材育成
  • DX推進による業務変革
  • ESG視点を踏まえた企業価値向上

既存事業の強化

鋼板事業(国内)

独立系の強みと技術力を活かし、表面処理鋼板のベストメーカーを目指す

販売力強化・シェア拡大
  • 市況の影響を受けにくい分野への拡販
  • 外部パートナーとのアライアンス深化による取引拡大
  • エリア戦略の完遂による市場シェア拡大
カラー鋼板
生産性向上・コスト競争力強化
  • 設備の自動化と多能工化による高効率体制の確立
  • 自動化・省人化、製造プロセスの見直しによるコスト競争力の強化
めっき鋼板
環境対応商品の開発推進
  • 環境配慮型商品の拡充・拡販
  • 脱炭素に貢献する新塗装技術の確立
  • 次世代商品の研究開発推進
店売りカラー鋼板使用例
顧客に信頼される品質の追求
  • 人への依存を低減した品質管理システムの導入
  • 設備の自動化等による工程安定化と品質向上

鋼板事業(海外)

各拠点の競争力強化と市場多角化により持続的成長を図る

SYSCO社 盛餘股份有限公司 (台湾)
  • 高付加価値商品比率の向上
  • 設備改造・自動化によるものづくり力強化
  • 省エネ・CO2削減を含むESG経営の推進
SYSCO社
PPT社 PCM PROCESSING(THAILAND)LTD. (タイ)
  • 新規分野・顧客への参入と拡販の推進
  • 原材料調達先開拓によるコスト低減
  • タイ国内でのブランド力強化
PPT社

建材事業

高機能化・施工性向上・生産性向上を通じ、安定的な収益基盤の確立を図る

高付加価値化による収益拡大
  • 高強度折板、パネル商品の更なる拡販
  • 高機能外装材の拡充、省力化工法の検討
ヨドルーフ157セキュア
生産性向上による利益体質強化
  • 生産分析・設備改造による生産性向上
  • 計画的な設備更新・保全による安定供給の維持
受注競争力の強化
  • 大型・象徴的物件での実績構築
  • データセンター等、成長分野での採用拡大
大阪けいさつ病院
DXによる業務効率化
  • BIM活用による設計・積算合理化
  • 品質・工程管理のデジタル化
  • BIM(Building Information Modeling):
    3次元モデルにコストや材料等の属性情報を統合した仕組み

エクステリア事業

収益性を重視した販売戦略とものづくり力の強化により、更なる収益力の向上を図る

収益構造の強化と販売拡大
  • 主力商品の収益改善及び高採算商品の販売量拡大
  • 重点取引先との取組強化による販売量拡大
  • 新分野の開拓による売上拡大
ヨド物置ブラックエルモ
生産体制の最適化とDX推進
  • 工場レイアウト最適化及び自動化設備導入による省人化
  • 生産管理システム更新とDX活用による業務効率化
  • 多能工化推進による柔軟な生産体制構築
高付加価値商品の開発
  • 他社との差別化を図った商品の開発
  • 採算性の高い大型商品のバリエーション拡充
  • 内外装のパッケージ化による提案用途拡大
ヨドガレージ ラヴィージュⅢ
MODELLISTA×YODOKO
QCD改善と物流効率化
  • 生産・品質管理データの見える化による工程最適化
  • 在庫・配送体制の最適化による物流コスト・配送クレームの低減
  • QCD:Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)

ロール事業

収益力の更なる強化と安定的な黒字体制の確立

  • 販路拡大と高収益ロールの拡販(新規開拓・シェア拡大)
  • 生産性向上と原価低減(自動化・省力化・不良削減・品質向上)
【鉄鋼用】厚板用ワークロール
【製紙用】カレンダー用ロール

グレーチング事業

高収益商品を基軸とした販売量拡大と収益最大化

  • 高機能商品拡販と用途拡大(大型物件強化・内製化推進)
  • DX推進による生産能力強化と品質高度化
グレーチング
ヨドかるがるグレーチング

不動産事業

効率性を意識した保有資産の最適化

  • 保有不動産の収益力向上(賃料適正化・有効活用)
  • 保有資産の見直し

成長戦略の推進

事業ポートフォリオの見直しと重点領域の明確化

  • 成長分野・重点事業への戦略的投資
  • 事業環境の変化を踏まえた事業ポートフォリオの継続的な見直し
    • 中国YSS社の出資持分を譲渡

周辺事業領域の拡大と新たな成長テーマの創出

  • 周辺事業を中心としたアライアンス強化
    • JFEスチール㈱、JFE鋼板㈱との建材薄板分野における戦略的アライアンスの検討継続
    • ㈱中山製鋼所との業務提携に向けた基本合意(電炉材の活用)
  • 将来の成長を見据えたM&Aの検討・実行
    • 総額400億円規模の投資を計画

経営基盤の強化

変化に強い組織づくりと人材育成

  • 社員教育制度の拡充をはじめとする人的資本投資
  • IT統制を含む内部監査機能の高度化
  • グループ会社へのリスク管理制度展開と客観的なリスク把握

DX推進による業務変革

  • システムのオープン化推進、電子商取引拡充
  • 生成AI導入等による業務効率化
  • デジタル技術活用による品質検査・判定の自動化推進

ESG視点を踏まえた企業価値向上

  • ステークホルダーとのコミュニケーション向上
  • 自家消費型太陽光発電・再エネ電力の導入拡大

資本政策・財務戦略

積極的な株主還元を継続するとともに、政策保有株式を計画的に縮減し、資本効率の改善を図ります。

株主還元
  • 配当金の支払いを重視
    年間配当金 1株あたり40以上を維持、配当性向75以上
政策保有株式の縮減
  • 2026年4月から2029年3月(3年間)の期間に、
    2026年3月末の保有残高に対して20相当を縮減する
自己株式の保有基準
  • 自己株式の保有上限基準は、
    各年度末時点の発行済株式総数の10未満とする

キャッシュアロケーション

営業キャッシュフローや資産売却に加え、借入等の資金調達も活用します。
成長戦略への重点投資を実施するとともに、積極的な株主還元を継続します。

中期経営計画期間中(3年間累計)の資金調達・投資・株主還元の内訳と、成長戦略別投資配分を示す図。