社員インタビュー04

多様な要望に応える製品づくりで、暮らしに寄り添う技術を追求したい。

工学研究科応用化学専攻卒
大阪工場製造部鋼板グループ技術チーム 2022年入社

経歴

1年目
広島・呉工場でメッキや前処理の研修を受けた後、大阪工場のカラー鋼板部署に配属。業務の基礎を習得しました。
2年目
ユーザー案件を本格的に担当し、顧客ニーズに応じた製品開発にも携わるように。
3年目
新仕様や新機能をもつカラー鋼板の開発業務にも着手し、提案領域を拡大しています。

仕事内容とやりがいを教えてください。

顧客の声と製造現場をつなぎ、製品の可能性を広げる技術者に

建材メーカーや家電メーカー向けのカラー鋼板の設計・開発・試験・顧客対応を担当しています。主にお客様から寄せられる新商品の要望に対し、色味や性能、コストのバランスを考慮しながら最適な仕様を提案しています。開発のプロセスでは、塗料メーカーとの打ち合わせを重ねたり、社内で試験を繰り返したりしながら、提案内容を具体化します。特に意識しているのは、背景にある課題やリスクにも目を向けること。将来的に不具合につながりそうな点を先回したり、コストダウンにつながる代替案を提案したりと、現場の視点と技術的な観点から最適解を導き出すよう心がけています。新しい製品や要望に沿った改良品の生産が上手くいったときに、大きなやりがいを感じます。

ヨドコウに入社した決め手はなんですか?

日常に寄り添う製品づくりと、人に寄り添う企業姿勢

大学院では応用化学を専攻しており、学びを活かせる「ものづくり」の仕事を志望していました。中でもヨドコウは、カラー鋼板という生活の中で見かける製品を扱っていることに加え、地元関西では「ヨド物置」の認知も高く、親しみやすさを感じていました。選考中で印象的だったのは、社員の方々の人柄です。もともと人前で話すことが得意ではなかったのですが、「緊張しなくて大丈夫」と温かい言葉をかけていただいたことが心に残っています。実際に入社してみると、部署を越えたやりとりも多く、柔らかく話しやすい雰囲気の中で働けており、想像以上に風通しのよい会社だと実感しています。

印象に残っている仕事はありますか?

濃色建材の開発と給湯器案件で味わった達成感

濃色の間仕切り建材の新色開発です。従来、明るめの色が中心でしたが、近年は黒やダークカラーの需要が高まっています。しかし、濃色は製造上の難易度が高く、傷が目立ちやすいなどの課題も多いため、何度もテストと調整を繰り返しました。お客様と相談を重ね、試作を経て製品化に至ったときには、大きな達成感を得ることができました。また、屋外給湯器の新仕様に関わった案件では、従来の仕様ではクリアできない性能を求められ、根本的な構造の見直しからスタート。約1年にわたって3〜4回の試験を繰り返しながら、塗料メーカーや他工場、開発部門とも連携して模索する中で、最終的にスペックをクリアできた時の「ホッとした」気持ちは、今でも忘れられません。こうした経験を通して、社内外との連携の大切さを学び、苦手意識のあったコミュニケーション力にも自信がついてきました。

今後の目標を教えてください。

新しい価値を備えたカラー鋼板の開発に挑む

現在は、外気の熱を伝えにくくする「遮熱機能」をもったカラー鋼板の開発に取り組んでいます。近年の気温上昇や省エネ志向の高まりを受け、屋外建材としての新たな価値が求められていると感じており、技術で社会課題を解決することに貢献したいと考えています。そのためにも、担当分野にとどまらず、他工場やメーカーとの会話の中からも情報を収集し、視野を広げるように意識しています。今後は、ニーズの一歩先を読む提案ができる技術者を目指していきたいです。

1日のスケジュール

08:30
出社。チームで当日のタスクを確認します。
09:00
サンプル作成。色味や性能の物性試験を行います。
12:00
昼休み。
13:00
打ち合わせ。塗料メーカーと打ち合わせを行い、調色や性能改良について話し合います。
15:00
報告書作成。試験結果をもとに報告書を作成します。
17:00
退社。繁忙時には多少残業が発生することもあります。

プライベート

休日は出かけることが多く、美術館に足を運ぶことが好きです。最近では中之島国立国際美術館に行き、色彩感覚や表現方法に刺激を受けました。研修で過ごした広島・呉での景色も心に残っており、仕事で訪れた際にはゆっくり港を眺めてリフレッシュすることもあります。

就活生へのメッセージ

就職活動の先に、挑戦を支える環境が待っています

ヨドコウには、柔らかく話しやすい雰囲気の社員が多く、部署を越えた連携もしやすい社風があります。歴史ある会社でありながら、新しい価値を追求し、挑戦を続けられる環境が整っていることも、大きな魅力のひとつ。ものづくりに携わりたいという想いがある方は、その気持ちを大切にしながら、視野を広げて前向きに就職活動に取り組んでみてください。

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