ロール製紙用ロール

一体カレンダーチルドロール

40年以上製作を続けている、カレンダー向けチルドロール。
遠心鋳造設備での製作により、高硬度・長寿命を実現し、海外含め6000本以上の納入実績を誇っています。

一体カレンダーチルドロール
一体カレンダーチルドロール
一体カレンダーチルドロール
一体カレンダーチルドロール

組立ロール

ロールの軽量化、表面部の昇温など用途に応じて、様々な種類のロールを設計・製作しています。

組立ロール
組立ロール
組立ロール
組立ロール

ロールの軽量化を目的としており、カレンダー・プレスパートで採用実績があります。

ヒーティングロール

組立ロールの1種ですが、内部に熱媒を通してロール表面を昇温できる構造となっています。

①中空組立式

マシンカレンダーに多く採用され、内容積が大きく、熱源は主として温水を使用しています。加圧熱水を使用する場合は、内容積が大きいので第一種圧力容器に該当する場合があります。

中空組立式
中空組立式

②ディスプレーサ(中子)方式

スーパーカレンダーに多く採用されており、最近はマシンカレンダーにも採用されています。熱源は主として温水を使用しています。内部で熱源の流速が下がるのを抑えられる為、中空組立方式より表面温度の均一性は優れています。 また、加圧熱水を使用する場合でも、多くは第一種圧力容器に該当しません。

ディスプレーサ(中子)方式
ディスプレーサ(中子)方式

③組立式ドリルドロール

胴部に数本の貫通穴(ドリルド穴)を設けて、これまでのヒーティングロールより更に胴部表面近くに流体を流すようにしており、ディスプレーサ方式より表面温度の均一性が優れています。

組立式ドリルドロール
組立式ドリルドロール
ヒーティングロールの効果
  1. カレンダーのウォーミングアップ時間が短縮されます。
  2. 平滑度が同じであれば、線圧を低くする事が可能です。
  3. 温度勾配が小さくなることで、厚み及び光沢が均一で安定した操業が出来ます。
  4. 速度、線圧を調整して平滑度・光沢をコントロールするように、ロール表面温度を調整する事により、平滑度・光沢をコントロール出来ます。

スイミングロール

1967年(昭和42年)にドイツ・アンドリッツキュスタース社と提携し、製造を開始。以後、海外含め3000本以上設計・製作しており、それらはカレンダー・スーパーカレンダー・プレスパート・サイズプレス・ブレーカースタックなど、抄紙機のあらゆるパートに採用されています。

油圧システムによりロールを制御。油圧によってロールにたわみを発生させ、崩れたニッププロファイルを均一に矯正することが可能です。

スイミングロール
スイミングロール
  • ロールが圧下圧力によってたわむ。

    ロールが圧下圧力によってたわむ。

  • ロール内部からの油圧によって、ロールのたわみを矯正する。

    ロール内部からの油圧によって、
    ロールのたわみを矯正する。

マルチハイドロバリオロール(MHVR)

スイミングロールの発展型ロール。シャフトのCD方向にエレメントを配置し、各エレメント毎にオーバークラウン、レスクラウンをコントロールすることで、より精細にニッププロファイルを制御することが可能です。

マルチハイドロバリオロールのシャフト部
マルチハイドロバリオロールのシャフト部
MHVRのニップ圧分布
MHVRのニップ圧分布
MHVR模式図
MHVR模式図
マルチハイドロバリオロールの特長
  1. 低線圧から高線圧まで、大きいニッププロファイル矯正能力を持っています。
  2. ロールの内部シールは、全て静圧支持(ハイドロスタティックサポート)構造であるため、シール材の摩耗が無く(メカロスが無く)、低い駆動力で運転ができます。
  3. 操作はコンピュータと対話形式で行うため、簡単で確実なニッププロファイルの設定ができます。

プロソフト・カレンダー(Prime Cal ProSoft)設備

つや消し仕上げから超光沢仕上げまで、あらゆる紙が一貫して製造できる製紙用カレンダー設備であるマット・オン・ライン。その発展型がオンマシンマルチニップソフトカレンダー(オンマシンスーパーカレンダー)です。

  • ドイツ・アンドリッツキュスタース社と技術提携した製紙用カレンダー設備の商標名です。

2×5Rolls ProSoftの長所

  • ・2スタックカレンダーによる線圧・温度の自由度
  • ・表裏差の向上とコントロール性
  • ・シングルスタックを使用しての片面及び両面品質向上
  • ・2ロール使用が可能
  • ・10ロール1スタックに比べ優れた耐震性
  • ・リバーシングニップがないことによるバーリング現象の抑制
  • ・低ニップ圧使用によるマットグレード、嵩高紙生産が可能
    …5ロール使用時の最小ニップ圧 20N/mm
    …2ロール使用時の最小ニップ圧 10N/mm
  • ・オーバーハングウェイト及びその他のパテントに対するアンドリッツキュスタース社独自の解決
  • ・アンドリッツキュスタース社独自のNip Powerマネジメントシステムによる、ニップでの水平分力の解消…Webせん断力が発生しない
  • ・日本国産PLCシステムの採用、日本語対応による操作
弾性ロール(スイミングロールやハイドロバリオロールを使用)鉄のロールにカバーを巻くことで、光沢が出すぎるのを抑える。ヒートロール(ドリルドロールやフォローロールを使用)ロール表面を高温にして、紙に光沢を与える。
最新鋭のテストカレンダーを
ご利用ください。

ヨドコウでは大阪工場内に、MAT-ON-LINEの最新鋭テストマシンを設置して、ご利用に供しております。
これにより、マシンの最適仕様・最適操業条件をご確認戴けるので、ヨドコウのMAT-ON-LINEは、安心してご採用戴けます。
(No.2スタックは4段マシンカレンダーとしてもテストできます。)

お問い合わせ先
ロール事業部 製紙・機械販売グループ
大阪(本社)TEL 06-6472-1275
東京(支社)TEL 03-3551-1177

MAT-ON-LINE 最新鋭テストマシン

シュープレス設備

プレスパートにおいて紙の搾水効率を飛躍的に向上させる、抄紙機用搾水設備(シュープレス)です。Prime Press Xは、Prime Roll HV Smart(クラウンコントロール ロール)とPrime Roll X(シューロール)で紙をニップし、面圧による高い搾水能力、紙匹強度の向上を実現します。

  • シュープレス構造図
    シュープレス構造図
  • 抄紙機用搾水設備(シュープレス)
シュープレス ニップ圧分布
シュープレス ニップ圧分布

株式会社淀川芙蓉
(製紙用機械 製造・開発)

会社概要

㈱淀川製鋼所の子会社である淀川芙蓉は、長年にわたって製紙機械の開発製造を行ってきました。特に抄紙機械の分野においては、その独創的アイデアによる設計力と多彩な技術力を最大限に生かし、国内製紙メーカーや各種企業はもとよりアジア地域にも納入しています。そして製紙機械で培った高い技術力を生かし、様々な分野の一般産業機械の開発・製造を手掛けています。

株式会社淀川芙蓉
株式会社淀川芙蓉

主な設計・制作品目(抄紙機関連)

  • ・サクションロール
  • ・フェルトロール
  • ・プレス設備の改造
  • ・ドライパートの設計製作
  • ・ドライヤーロール設計製作
  • ・キャンバスロール
  • ・ドライパート改造
  • ・ペーパーロール
  • ・その他各種ロール
  • ・キャリアプーリー
  • ・リール設備の設計製作
  • ・リール設備の改造
  • ・ワインダー・アンワインダー設備の設計製作
  • ・ワインダー・アンワインダー設備の改造
  • ・オフコーターマシンの一部改造
  • ・カッター設備の設計製作
  • ・エンボスカレンダー設備の設計製作
  • ・レリーラー設備の設計製作
  • その他製紙機械・産業機械設備の御相談、承ります。
  • サクションロール
    サクションロール
  • ガンドリルマシン
    ガンドリルマシン

お問い合わせ先

社名:株式会社淀川芙蓉
住所:〒416-0944
静岡県富士市横割4丁目9番25号
TEL:0545-61-1517
FAX:0545-64-5060
E-MAIL:info@yodogawa-fuyo.co.jp
URL:http://www.yodogawa-fuyo.co.jp/