■はじめに
平成12年6月に建築基準法が改正され、これに伴い風圧力の計算方法が大幅に変更されました。ここでは、風圧力の計算方法および計算を行うのに必要な物件に関する情報(条件)について解説いたします。 |
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■風圧力計算に必要な情報
屋根の風圧力の計算を行うにあたって以下の8つの条件(帳壁の場合は下線を引いた6つの条件)を用意する必要があります。
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また、下記の点には特にご注意下さい。
1.折板屋根の積雪荷重に関する強度検討は、梁間中央部および梁上支持部の両方の検討をお願い致します。
2.折板屋根の軒出(片持ち梁)に関する強度検討については、断面構造の特性から不確定要素が多く、理論上の強度と実際の強度との間に隔たりがあります。そのため、山高の5 倍以上の軒出を検討される場合にはお問い合わせ下さい。
3.金属屋根は温度変化による熱伸縮が原因となって音鳴りを起こすことがあります。そのため、建物の用途および製品仕様の選択には十分ご注意下さい。
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