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代表取締役社長 二田 哲
代表取締役社長 二田 哲

鉄の製造および加工技術は長い歴史の中で進歩を遂げ、今日、鉄は欠くことのできない素材としてさまざまな産業分野で広く用いられています。

当社は1935年(昭和10年)に創業し、以来、溶融亜鉛めっき鋼板を主軸として事業活動を展開してまいりました。その後、カラー鋼板、ガルバリウム鋼板などの新技術を相次いで導入し、表面処理鋼板メーカーとしての地位を確立するとともに、ロール・建築材料・エクステリア・グレーチング(鋼製溝ぶた)など事業領域を拡大し、現在では「安全・安心・環境・景観」を事業キーワードに、それぞれの分野で特徴ある商品を開発提供しています。

表面処理鋼板では、加工性や意匠性、耐久性に優れた多彩な商品を製造販売し、環境に配慮したクロメートフリー鋼板を業界に先駆けて開発してまいりました。また、大阪工場・呉工場・市川工場を生産拠点としてお客様のニーズにお応えする体制を整え、海外では台湾、タイ、中国に製造・加工・販売拠点を設立し、グローバルに事業を展開しています。

ヨド物置などのエクステリア商品、屋根・壁材などの鋼板製建材商品では、機能性・耐久性・デザイン性などを追求した付加価値の高い商品を開発し、鋼板の製造から成型・施工までの一貫体制を整え、その品質と施工技術には高い評価をいただいています。

ロールは、鉄鋼用で世界最大級の超大型ロールや先進の技術を有し、製紙用では高機能ロールに加え製紙用機械設備を供給する国内有数のメーカーとしての地位を築いています。

グレーチングは、安全性・耐久性を第一に、環境や景観・防災などに配慮した高機能商品を始め、快適な街づくりに貢献するさまざまな商品の開発製造・販売を行っています。

当社および当社グループは「新しい個性を持った価値の創造」を基本理念に掲げ、社会から信頼され、必要とされる企業を目指しています。また、創立90周年にあたる2025年に向けて、事業環境に左右されず安定的に収益を上げ、持続的に成長できる100年企業を目指して、2017年新たに淀川製鋼グループ長期ビジョン「桜(SAKURA)100」を策定しました。今後もグループ一丸となって鉄の持つ可能性を追求し、時代や社会の求めるニーズにお応えしてまいります。

淀川製鋼グループ長期ビジョン
「桜(SAKURA)100」(PDF 127KB)