ヨドコウ迎賓館は、山邑家の別邸として大正12年から13年にかけて建設されました。そして、当時の文献によると、暖房・厨房の設備の全部を電化していたと記されています。とはいっても、時代は大正末期。いったいどんな機器が備えられていたというのでしょうか?残念ながら、照明器具など一部を除き、ほとんど現存していません。そこで、建築当初の史料を参考に推測してみたいと思います。
さぞかし高価だったのでは…と想像できるのが、ドイツ製の冷蔵庫です。というのも、国産品(東芝製)が初めて発売されたのは昭和5年のことでしたが、なんと家一軒が建つとも言われるほどだったとか?!さらに、まだほとんどの家庭が薪で調理し、湯を沸かしていた時代に、アメリカ製のオーブン、炊飯器、電気湯沸器まで完備。こうした厨房機器をはじめ、暖房設備なども整っていたようですので、まとめてご紹介します。その充実ぶりに加えて、所要電力の大きさがわかります。
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