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金属製屋根材

地震 火災 暴風 雪害

金属製屋根材は軽量・高強度で、和瓦やスレート製屋根材と比較するとその重量は1/3~1/10程度のため、建物への負担が非常に小さい葺き材と言われています。加えて、さまざまな種類の不燃材裏貼りとの組み合わせにより、耐火構造の認定を取得している商品も多数取り揃えています。
また、ヨドルーフ192ハゼは業界トップクラスの強度を誇り、暴風対策、積雪対策にも有効な商品です。

地震対策

揺れに強い金属製屋根材

地震発生時は、一般的に重量のある建物ほど地震の力による建物の揺れが大きくなり、倒壊の危険性が高まります。
また倒壊の他、屋根材や壁材の破損によって落下した部材による二次的な被害が起こる可能性も考えられます。
金属製屋根材はスレート製屋根材に比べ軽量なため建物自体への負担が軽減でき、倒壊の危険性が低くなります。

建物への負担が少ない軽量な屋根材

軽い屋根材
  • 軽い屋根材は建物が受ける地震力が小さい
  • 屋根が軽いことで建物の重心が低くなり、建物がより安定する
  • 地震力が小さく、重心が低いため、揺れの振幅も小さくなる。
重い屋根材
  • 重い屋根材は建物が受ける地震力が大きい
  • 屋根が重いため建物の重心が高くなり、不安定になりやすい
  • 地震力が大きく、重心も高いため、揺れの振幅が大きくなる。

火災対策

火災に強い金属外装材

火災に対しては、類焼(他の建物から燃え移ること)を防ぐことはもちろん、延焼(他の建物へ燃え移ること)に対する配慮も必要です。
また都市計画法では「防火地域」、「準防火地域」などの特定地域を設けており、使用できる外装材に制限が設けられています。
当社は防耐火性能を有する金属製屋根材を多数取り揃えており、ご要望に応じてお選びいただけます。

屋根材用防耐火試験装置(水平炉)

当社は大阪建材事業所内に建材性能試験場を設置しており、さまざまな性能確認を行っています。
金属製屋根材については、屋根材用防耐火試験装置を用い、国際規格ISO834に基づいた防耐火試験を実施することが可能です。
この試験装置は、おもりで載加しながら加熱し、試験体のたわみ量とたわみ速度を測定することで防耐火性能を評価します。

暴風対策

突風の吹き上げに強い金属屋根材

近年、台風・突風・竜巻などの暴風による被害が多発しています。
金属製屋根材は突風によって吹き上げられ、屋根材が折れる被害が想定されます。
当社では業界最大級の山高による断面性能の向上と、段状のリブや高強度吊子の採用により業界トップクラスの高強度を実現した「ヨドルーフ192 ハゼ」を始め、高強度の屋根材を取り揃えています。

耐風圧試験

台風等による屋根・壁材の破損や剥がれに対する強度を測定する試験。
装置内の空気量を調整して気圧をコントロールすることで、試験体に負荷をかけ、各部の変形状況を確認します。

高強度屋根材ヨドルーフ192ハゼ

高い強度性能

ヨドルーフ192ハゼは

①業界最大級の山高さの大きな断面、
②折板屋根の座屈を抑制する段状のリブ
2つの特性の組み合わせで高い強度性能を実現しています。

折板屋根に風圧力が作用すると…、
  • 梁と梁の間で屋根がたわむ
  • 許容量を超えると中間部で折れる。
高強度吊子

通常吊子の1.5倍の強度を持つ高強度吊子を採用しています。

その他

その他にも鋼板製屋根構法標準 SSR2007をはじめとする各基準に基づいた試験を実施し、商品の安全性を確認しています。


曲げ耐力試験


圧縮強度試験
(一般用タイトフレーム)

雪害対策

高強度・ラジアル加工で豪雪地域に対応

豪雪地域では、積雪荷重による屋根材の破損を防ぐ積雪強度と共に軒先が積雪によって折れる座屈にも注意が必要です。当社では社内荷重試験装置にて強度性能を確認。また、軒先にR曲げ加工を施す「ラジアル加工」により座屈を防ぎます。

ルーフ荷重試験装置

主に屋根材の各種強度試験(圧縮強度・引張試験・曲げ強度など)を行う荷重試験装置群。試験体に油圧シリンダーを用いて集中的に荷重をかけ、強度を測定します。(最大荷重:10t)

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